2013年11月29日金曜日

33. カルカッタ

33. カルカッタ

私は何かを目指さなくてはいけない。さもなくば、面白くなれない。

相手の立場、何を目指しているか、トラウマ、習慣、考え方を理解し、印象良く接してやること。

弱味を見つけること。周囲の人間関係、苦手なもの、目がないもの。個人というのは、集団に属する一つの駒に過ぎないのだから。

インド人は変だ。
大人の体躯で、子どもの振る舞い。寂しがりやなのか、一人で居ることが少ない。すぐ誰かに話しかける。顔が似ているからだろうか!?高校生みたいにしょっちゅう誰かと話している。着陸するというのに、席を立ちうろうろして、スッチーに、Sit down!と怒られている。スッチーも、子ども嫌いの保育士のようにイライラしている。だが、インドの男子たちは御構い無しにはしゃぐ。精神年齢がまるで幼い。

子どもはよく、見知らぬ人をじろじろ見て、指を刺したりするが、まるで変わらない行動をする。

着陸するや否や、殆どのシートベルトが外れ、立ち上がる。そんなに急いでどうするんだ。頭がわるいのか。基本柄が悪い。ガン見してくる。

表情は、勝ち誇ったようなドヤ顔が主だ。

笑える。これで国が成り立ってるかと思うと。


空港は綺麗だった。香港から一緒だったインド人のおばさん、空港で旦那とハグ。良いね。

で、ゲストハウスを紹介してもらった。700ルピー。高い!1000円近いじゃないか!

宿の親父は、眠そうにうだうだ言いながら、部屋を案内した。
パスポートを明日の朝に渡すと言われた。大丈夫だろうか。
蚊はウヨウヨいる。部屋は広めだが、今まで泊まった中で最低のランクかもしれない。

網戸が着いていないので、蚊が凄いのだ。気候は、そこそこ過ごしやすい。

チェックアウトは9時。その辺も都合がわるい。おくだけベープのお陰で、蚊がガンガン死んでゆく。良い気味だ。

タクシーの中の興奮はおそらく、自分は守られているという安心に支えられてのものだったのだろう。今は、不安が大きい。

Wi-Fiがない。調べられない。うーむ

ハーフショットも無いであろうメーカーズマークミニボトルを、少し舌に乗せる。甘い。胃のなかまで、熱を感じることができる。
舌の上に残るのは、小ぶりの苺をかじった後の様な、草原の微かな悲鳴。


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