2015年10月30日金曜日

仮の死

白いタイルだけを踏んで帰る。
それ以外を踏んだら死ぬのだ、奈落の底。

遊びは、死の定義からはじまるのではなかろうか。
死が仮ならば、生もまた仮だろう。

異空間で別の生を享受する感覚は、クセになる。

そこでは、時間の巻き戻しが可能なのだから。

こういう意味のない遊びをするのは人間くらいだろう。
堕ちたら死ぬなんて状況、そうそうあるものではない。

猫がじゃれるのと違うのだ。



2015年10月28日水曜日

What if

居なくなる

かなしみが待っている。


Maybe today's the day my life turns around.

2015年10月27日火曜日

プレイ

祈りは気休めだが、時には。

どちらを選んでも後悔する。
Yes を選んでも、Noを選んでも、状況は一向に良くはならない。
それは、常に我々が死に向かっているからで。
日々メシを食う事実も、長い目で見れば気休めなのだ。

「いただきます」なんて祈ってみても、所詮は気休めなのだ。それも大事なことなのかもしれぬ。

成り行きを拒否することは出来ないもんか。
惨めにならないように、適度に成り行きで遊ぶ生活は、やはり結果的に、良くなさそうな結果の種を産んでいる。


どうしたものか。
Yesを選べば責任が生じ、
No を選べば後悔が生じる。

責任は小さな後悔の粒を無数に産むだろう。
後悔は大きな1つの罪悪感を産む。

責任には、おそらくやりがいと大きな幸せが待っている。しかし、なんらかの可能性をプチプチと残酷に潰すだろう。

いずれにせよ、今は惨めで、どうにもならない成り行きに任せる他は無い。

男になるか?
少年のままでいるか?

ああ。
どちらも選べない。

責任の伴わないゲームで、ずっと遊んでいたい。
トリッキーな仕掛けに上手く対応し、ハイスコアを決めて、寝て過ごしたい。何も産まなくて良いから。

そんなのは、むなしくなるだけだろうか?
いやあ、分からん。


2015年10月21日水曜日

ちっとも素直じゃない

今後人生で、誰かと真正面から向き合って腹を割って話をすることは、きっと出来ない気がする。

やっていることに、やましさ が多すぎるのだ。

世間に対して感じるやましさとは、これ如何に?

過去に秘密を隠したまま共に生きること。そんなことは、当然ではあるまいか?

純文学の連中を見よ、いかに素直で、真摯に他者と向き合っているか。


目が合わなくたって、それでわかりあえるときだってあるものだ。

あるいは、こんなことはヒヨッコの考えなのだろうか?

秘密を秘密のままに生きていくことは、どことなくハードボイルドが漂う。




2015年10月20日火曜日

Pからはじまる合言葉

pinch.

ピンチとは、確かひっぱるという意味である。
危険を意味したいとき、ピンチだ!と日本ではいう。英語圏でも言うのだろうか?

昨日、キーが変わった。
酔っ払って変えたのだ。
見られた気がして変えたのだ。
そのキーは

Aborthion

無論、意味するところは分かっているが、いかんせんスペルが違う。
Pinchで開かぬうえに、スペルが違っていたのでドアはロックをかけたまま。一瞬ヒヤッとした。朝。
おまけに、アボーションとはさすがに生々しい。嫌な朝だ。

罪の意識を日々感じながら生きるには、僕の体力は少なすぎる。

シニカルに、僕自身をあざわらう鍵をつくった。新しい鍵。

「よしよし」


あたらしいオモチャの
Mamiya c220
とても可愛い。重い。布に包んで持ち歩く必要がある。赤子さながらの重量感。

こういった純粋なオモチャは、脳が無いだけ扱いやすい。

せいぜい長生きしようや。

2015年10月10日土曜日

部屋を汚くしていると、あるとき虫がわく。
自然発生的に見える不可解な現象の背後には、多くの場合、何かしらの原因がある。

人を騙したり、馬鹿にしたり、何か悪さを企んでいると知らぬ間にどこかバランスが崩れたりする。そんなものだろうか。

悪態ついたり、声のトーンが低くなったり、ため息をついたり、眉間にシワが寄ったり、猫背になったり、壁に寄っ掛かるようになったり、そういう癖を日々積み重ねると、腰を悪くしたりするのだろうか。

癖は伝染するのだろうか?

インド人は、屍体に触れない。
屍体に触れるのは不可触民だけだ。
死は伝染するからだ。

最近、まわりにちょっとした不幸が多い。仕事を辞めるとかそういった類の、深刻でたいしたことない程度の不幸。季節の変わり目だからだろうか?

不幸は伝染するのだろうか?

人類の全てが幸せになることは、まず無いだろうが、
人類の全てが不幸になることは、ありえなくはない。

組織は、ラグビーのスクラムと同じだ。
と、島耕作だかその上司だか取引先だかが言っていたが、スクラムから逃れられない状況の時、どうしようか?

弱音を吐かず玉砕が美しいかもしれぬ。


だが、私は美しさなんかより健康を選びたい。少なくとも、自分の部屋くらいは綺麗にしておこう。