2013年11月29日金曜日

1

日記1. 成田、韓国、チェンマイ

朝起きて、二度寝する。昨夜名刺を作っていたから。
空港に着くなり、あなたがとったチケットは、今日ではなく明日のチケットですね。と言われてしまった。やれやれ。4000円を支払う。受付の人は上司に怒られているようだ。
というのも、私はタイのビザをとっていない。ひょっとしたら、タイに入れないかもしれないというのだ。
Wi-Fiを拾い次第、タイから別の国行きのチケットを取らなくてはいけない。永住するつもりのないことを証明する必要があるのだ。

まぁ、韓国のトランスファーの際に取れば良い。3時間ほどある。


27番待合室には、でぶの外人がいた。コーラを飲んでいると、気を付けないと俺みたいになるぞと言わんばかりの恨めしそうな一瞥をくれてきた。
機内は韓国語で溢れていた。チャングム風のスチュワーデスが、韓国語、中国語、英語、日本語を巧みに使いながら席を案内する。

私の席は、前から2番目ど真ん中の席である。隣はおっさんだ。
機内食は、ごはんにチキンと栗と紅豆を煮込んだもの。海老のサラダ、アンズらしき黒いものが入っていた。
食後にコーヒーを貰った。そんなに酷い味ではない。美味しくいただいた。

こうして海外に来てみると、不思議と寂しくない。なにより、屋台で飯を食うのは新鮮だ。売春婦がでくいくの〜というのをシカトしたり、新しい通貨を数えたり、宿のおっさんと睨めっこしたり、とても良い。疲れも無いし良い感じである。
だが、問題は荷物が重すぎる。捨てるべきかしら!?

そして、しばしば、日本の光景が目に浮かぶ。それも、空港までの電車のホーム。清潔なんだけれど、どことなく恒常的寂しさというか諦めというかそういう空気の漂う場所。嫌いだ。いや、好きになれない。同情はするが、いざ帰ると自分も当事者の一人になってしまうから、やはりどうしても嫌いだ。
生まれ故郷を恨むことは、母を憎むような感じに近いのかしら!?

0 件のコメント:

コメントを投稿