2013年11月29日金曜日

22.バンコク

22.バンコク
さみしい夜は運動して寝てしまうのが一番だ。朝は目が覚めたら起きてしまえ。

気が付くと、クリスと彼女が玄関で話しているのが聞こえた。卵とパンと、砂糖と、、お使いを頼んでいる。朝か。
そのまま寝ていると、タオルをめくって起こして来た。けらけら笑いながらキッチンへ戻る。
コーヒーの匂いがして目を開けると、テーブルにはコーヒーがあった。ここまでされたら、起きるしかない。
良い朝だ。
砂糖とミルクを入れ、ベランダでたばこを吸いながら、バンコクの街下を眺める。とこでとんかちが、揺りかごを揺らすようにゆっくりしたペースで、石を叩いている。バイクのエンジン、ディーゼルのエンジン、電動ノコギリ。エアコンの室外機。時たま、クラクションと鳥の鳴き声。

朝のコーヒーが美味しいと、たばこは2本灰になる。

なんてことないコーヒーカップ。こだわりはない。そこが嫌味ったらしくなくて良い。

旅が出来ない人が、映画を見るんだろう。


マッサージ。日焼けした背中にスースーするオイルを塗られた時は、焼けるように熱くなった。
押し、揉み、引っ張り、撫で、動脈止め、力こぶ。なかなか悪くない。220バーツ。

こっちの、100バーツが、日本の感覚的には1000円なのだろう。そんなことを考えているとかなしくなってきた。タクシーに300円とは安いものだ。と思っていたけど、こっちの人は300円が100バーツ、つまり、1000円の感覚なのだ。

タクシーは、メーターできっかり目的地に運んでくれる。昼間は。夜になると、メーターを倒さず、ぼったくろうとする。観光客だからと言って平気な顔でぼったくろうとする神経がなんとも、好きになれない。バンコクは、犬まで抜け目ない気がする。薄汚く、可愛げがない。いじのわるそうなかおをしている。チェンマイに比べるとホームレスも多い。

酷いゲストハウスに高値を払った後悔がまだきている。このゲストハウスは本当にひどい。バスタオルもブランケットもないし部屋にWi-Fiが無いし、ロビーのWi-Fiは11;30までである。スタッフも栄養失調か寝不足なのだろうか、愛想とサービスが悪すぎる。カオサン通りは、毎日人でごった返している。そのためか、値下げ交渉もうまくいかない。というのも、100バーツの値打ちのものがあるとして、ここいらの連中は、観光客が高値で買ってくることに味を占めて、いきなり400バーツからふっかけてきたりする。こうなると、100バーツまで値切るのはもはや不可能で、200バーツは覚悟しなければいけない。400バーツといえば、1200円だ。ま、日本で買うと2700えんぐらいかな、などというつもりで買うと、また、連中が味を占めることになる。そんな観光客が多いものだから、彼らは旅慣れたバックパッカーを嫌な目で見る。値切っても、舌打ち交じりでつっけんどんに商品を渡してくる。これでは、買った方も良い気はしない。せめて、あーあ、値切られちゃったよ、勘弁してよね、君だからこんなに安くうるんだからね、というそぶりの一つでも見せて欲しいものである。100を200で買ってもこの態度なのだから、150まで値切ったら、帰れと言わんばかりの態度を露骨に表してくる。ぼったくるのが当然と思っているためだ。何とかならないものか。原軸の竹下通りで買い物している気分だ。家賃も高いのだろうか。彼らからすると、適正価格で買うのが当然と思っているバックパッカー死んでほしい。とでも、思っているのだろう。

日本人の観光客も多い。私も、現地につくまでは怖くて仕方がなかった。2、3日の海外旅行は怖いだろう。無難なバンコクを選ぶのだろう。

しかし、私は、一人遊びが大好きなようだ。というか、それしか出来ない。


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