2013年12月31日火曜日

77. イスタンブール

77. イスタンブール
朝、7時に目が覚めた。惰眠はせず、海に向かった。辺りはまだ薄暗く肌寒かった。
寒さを感じながら海まで歩いたが、曇っていた。昨日のような、太陽がぎざぎざ班目な水面に引き伸ばされるような反射は見ることが出来なかった。
残念な気持ちで、猫がいた場所まで歩いた。猫はいた。昨日と違う猫が、カメラを向けるなりすり寄ってきた。鳴き声に無垢な甘えを帯びた未熟さが愛らしかった。小さい。毛がびよびよ膨らんで、寒さに耐えているのがわかった。
たばこを買った。ラッキーストライク。一度はお釣りが無いから売れないと言われ、トルコ国旗のライターも買い、難なく買った。トルコ国旗の赤いライターは、壊れていた。新しいものと交換した。
帰り道、たばこを吸いながら歩いた。チャイがのみたくなったので、近くのカフェへ。綺麗なカフェだ。チャイを頼み、レジ横に並んだチョコレートチーズケーキも注文した。3+9リラ。
テラス席で頂いた。少し凍えた。
トルコ人が日本人か、ウェルカムと言ってきた。
宿に戻る。
Rが飯を食べていた。朝食だ。9時15分前だったかな。
朝食を平らげ、部屋に戻ると、頭痛を感じた。久しぶりに煙草を吸ったせいか。ヤニクラか、やれやれ。と思っていると、熱っぽさも感じてきた。
不味い、風邪だ。
時差ぼけ、寒さ、疲れ、物価の高さ、久しぶりの煙草が私を弱らせたのだ。
その日は、一日中寝て過ごした。
インドで買った抗生物質を飲み、日記を書いたり、SNSを見たり。療養だ。やれやれ。
夕方は、トルコ風じゃがバターを食べた。11リラ。
ほくほくの焼いたジャガイモを半分に割り、バター、チーズ、オリーブ、ザワークラウト、マカロニ、きのこ、ナス、
色んな具を選んで詰める。ジャガイモは、時間をかけてじっくり焼いたためか、とても甘く、美味しかった。
途中で飽きたが、完食した。
とても重たい夕食だった。弱っているため、少し吐きそうになった。宿に戻ると、Rは居なくなっていた。カッパドキアへ行ったようだ。合計200ユーロで気球に乗るのだ。なんてこった。
寝た。

0 件のコメント:

コメントを投稿