2013年11月30日土曜日

48. バラナシへ?

48. バラナシへ?

8時ころに目が覚める。温かい布団の中と外の世界とを比べると、どうしても目が閉じてしまう。

昨日買った二つのケーキを紅茶で流し込み、ビザセンターへ向かう。
ホテルの受付の女がもたもたしたおかげで、30分ほど遅れた。

ビザセンターで無駄に待たされるのが容易に想像できる。

排気ガスの道を、ほこりだらけのオンボロタクシーが走る。運転の下手なバイクの群れ、堂々と道を横切る人々、道のど真ん中で世間話をするタクシー、全て私を苛立たせる。


ビザセンターに着いた。案の定、オフィサーは居ない。一体いつになったら来るんだ。

係は、来るから待ってろという。

こないこないこない

かれこれ30分は待っただろうか、まだ20分だ。


来た!!!
私の心は踊った。朝起きてサンタがおもちゃをおいて来てくれた様な喜びで、胸が弾んだ。



天にも登る心地で階段を駆け上がる。304に行けと言われた。喜んで。今度は下に行けと言われた。おい、どっちだ?ここは迷路か?

102の男に再び文句を言う。彼は
 

イラついて日記を書いていると、コーヒーが運ばれて来た。くそう、幸福感に包まれてしまった。甘い。

コーヒーを飲み終わると、再び304へ行けと言われる。


こいつらは、ボトルネックという概念を知らんらしい。

304に行く。ボスと下っ端がいて、他の旅行者の相手をしている。

下っ端は、私のパスポートを差し置いて、作文を書いている。



上がったり下がったり忙しい。この男。



ついにやった!!!
俺は何もしてないけど、ついに、やったんだ!!!

人の時間を盗むことに関しては、銀行以上に悪徳だ。


ようやく、ようやくだ。
なに、このファイルを上に持っていけ?結構。

タクシーで空港へ。

右手のアクセサリーがなくなっている。今気がついた。いつからないのだろう。


飛行機が墜落しないかびくびくしている間に、バラナシについた。

ルーマニア人とタクシーをシェアし、町へ。

ドミトリーに泊まる。

さっぱりした南インドのカレーを食べる。

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