鐘が鳴る。鐘は一日にそう何度と鳴らない。
Arya
黒いやつほど白く、赤いやつほど緑。
赤の長いスカーフを巻いて歩くと、人々がじろじろ見てくる。
よく見ると、男はスカーフを巻かないらしい。それも、赤は女の色のようだ。男は緑、紺、茶、黒、鼠色が多い。それに対して、女性は、白、水色、赤、紫、などなど、目一杯色を使う。柄も多い。
男が無地で地味な分、人ごみの中でも紅一点、女性が自然と引き立つ。
男は皆、シャツにセーターできめている。
赤いランドセルを背負っているような居心地の悪さと、外国人だから許されるだろうという自負で、堂々と町を歩く。
寒い地域の犬は、夜行性なのかもしれない。暖かい昼間たっぷり寝て、寒い夜に吠えまくる。
ネットカフェで、ヤフーニュースを見る。
日本はどんどんタヴーが多くなる。モアザンコミュニズムだ。
TPPを知る。パートナーシップ協定か、あと数年で、同盟、軍事同盟になるのだろう。
韓国の反日は逆方向に傾いているようだ。自国を反省する韓国。日本が恥ずかしくなる。日本人は韓国人を馬鹿にするが、海外に来てみると、尊敬できる点だらけである。学習意欲、ハングリー精神、エトセトラ。ユダヤ人のように頭が良く、情に厚い。
福島の放射能汚染をひた隠しにし、世界中に迷惑をかけ、知らん顔している日本の姿勢を見ると、恥ずかしくて泣きたくなる。
これからの消費行動は、バラバラになる。多様性。物事は変化する。変化するということは、それをつかみさえすれば「我々」は伸びられる。変化がないということが一番怖い。
変化がない?そもそも論で申し訳ないが、なぜそれが、怖い?
ネットカフェをあとにして、少し早いが、夕飯にした。16時ぐらいだっただろうか。広場の近くのマーケットでサモサを二つ食べた。サモサはカレー風味のスパイスの効いたマッシュポテトを揚げたもの。細かい肉の塊が入っていて、パリパリほかほかだ。辛いソースをつけて食べる。
嬉しそうにおっさんが尋ねる。
サモサは日本にあるか?
いや、ない。
そうか。
彼は哀しそうな顔をする。
みな、知らないからだ。すごく美味いよ。
そうか、ベリーグッドか。
黒い肌の隙間から、真っ白い歯が笑みを漏らす。
おっさんに別れを告げ、昨日の定食屋へ。モモとカレー。ご飯を注文。モモは、ギョウザだ。びっくひするほどただのギョウザだ。
だが、皮は一枚一枚手づくりなので、分厚くて柔らかくて、母性を感じるほどに甘い食感だ。
湯気でふやけた分厚い皮に肉じるが絡み、じわりと肉だんごの旨味を引きたてる。
味つけは薄めで、好みで塩やらチリソースやら酢やら醤油やらを足す。
カレーは、もはやスープカレー。コンメスープをスパイスで香り付けしましたという感じ。悪くない。
カトマンズ、タメル
はっぱ、マナリら
お腹が紅茶でがぼがぼだ。
2時間迷った挙句、宿で葉っぱをキメた。
効きが緩やかだ。量が少ないようだ。
月が、とても大きい。ヨードたっぷりの卵の黄身のような美しいだいだい色をしている。山の後ろからこっそりと顔を出す。恐ろしくも偉大な太陽が居ないことを見計らっての算段だろう。しっかりと暗くなってから、様子を伺い、堂々と表れる。
さ、もう出ていいぞ!
そんな声が聞こえて来そうな感じだ。
クッキーがうまい。
うだうだ気持ちよく音楽を楽しんだ後、表に出た。
ふぐり
ごぱるはら
ガッサルトン
オカイチ
ろひーに→1200ルピー。ホワイトティ。また散財。
人間は、15で生殖機能を持つ。もし私が15で息子をつくったら、私が30になったときその子供は15歳だ。
原始的な社会では、親子で同じメスを狙う可能性もある。
30になった原始社会の私は、おそらく15のころとは違った手口で女を口説くだろう。
はて、男は何歳まで女の尻を追いかけるのだろうか。
30でも、追いかけているだろうか。35.40.45.50、、まだ追いかけているだろうか。
沢木らは、男の区切りは26だという。本当だろうか。26になれば、経験や何かで物事へのアプローチが変わるのだろうか。私は22として、どう物事にアプローチすれば良いのだろうか。
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