風邪をひいたのか。身体がだるい。
ボランティアも行かず、ぐうたら。
関節痛。
昼過ぎに起きて、町をぶらぶら歩く。水が飲みたい。
ヘーイというインド人の挨拶もシカトして、サンドイッチ屋さんへ向かって歩く。
ケンター。
ん、なぜこのインド人は俺の名前をしっているんだ。
振り向くとそこには、いつものアフロくんがいた。
今日をはなにしていたんだ?と聞くと、靴を磨いていた。という。そう、彼は旅する靴磨きなのだ。私もいちどyってもらったが、ロウとか油とか水とか色々使い分けていて、それなりに本格的だった。
ふらつく足取りで、二人でサンドイッチ屋へ。チーズトマトチキンを頼んだが、トマトが入ってなかった。
チャイ屋に行き、ニューマーケットでガラクタを見物した。ヒーティングコイルを買った。これで、コンセントさえあればコーヒーがわかせる。
ココナッツガリガリや、麺絞り機がおもしろかった。
市場の鶏は、ストレスでおしりの辺りがはげていた。
便秘解消のために、果物を買った。
よく熟れた大きなメロンが90ルピー。パイナップルも買った。
宿に戻り、メロンを二等分して、種をかき取り、むしゃぶり食った。
明日のダージリン行きのチケット。
プリンスは嘘つきだ。普段は何でも金をとろうとするくせに、新規客が受付に居る時は優しい。
インドでジュエリーデザインを先行しているという、日本人と出会い、三人でリキシャに乗った。
三人は、
明らかに定員オーバーで、はじの二人は手すりに腰掛ける状態になった。ニューマーケットまで10分足らず、30ルピー。
沢木耕太郎の小説の、リキシャリキシャというクラクション代わりの掛け声は、無かった。
ニューマーケットで、なんちゃらロールという美味しいのを食べた。脂っこくて、とてもジャンキーな味だ。
私がビリヤニを食べたいというと、アフロじゃない方の日本人は、レストランへ連れてってくれた。黒いシャツにバシッとネクタイを決めた高そうなレストランだった。オーダーして、30分してようやく大盛りのビリヤニが運ばれてきた。が、その皿は、後から入ってきた別の客のテーブルに運ばれて行った。
すかさず、オーダーを確認すると、10人もいるホールスタッフが一斉に困ったような顔をした。が、それもつかの間、10秒後にはみな、自分は関係ないという顔をして、ふらふらし始めた。身体もだるかったので、席を立って帰ろうとすると、ちょっと待ってくれ、忘れていたわけじゃなくて、今作っているんだ。と、一際偉そうなホールスタッフが呼び止めてきた。
そうか、今作っているのか、あと何分だ?と聞くと、あと、2分だという。
そうか、今作っているなら悪い気もするな。と思って、席に戻ろうとすると、その男は、我々の目の前で、厨房にチキンビリヤニ大急ぎ、と注文を飛ばす。
おいおい、完全にオーダー忘れてたじゃないか!
呆れた我々は、笑いながら店を出た。
そのあと、3人で別のレストランへ移った。
冷房が効きすぎていて、落ち着かず、はげたインド人のホールスタッフが、ここの給料は安い。お前らの国で、レストランを紹介してくれ。という。
自分の働いているレストランの中で、しかも初対面の客に向かってそんなことを言ってくる図々しさに驚いた。
基本的に、格式の高そうなレストらでも、サービスは低レベルだ。
たまたま、そのレストランでハッピーバースデーがあった。奥のテーブルの家族の誕生日だ。
我々ノリの良い日本人は、盛大な拍手を送った。
だが、10人のホールスタッフは、やれやれといったけだるい表情で、冷ややかに腕を組んで壁にもたれかかっている。これでは、バンコクでは働けないな(我々はタイのバンコクからダイヤモンド関係のしごとで来たビジネスマンということになっている)。と思いつつ、料理を平らげ、店を出た。
ゲストハウスに戻ると、イスラエル人がハッシシを吸っていた。アフロが部屋に戻った後、三人ではっぱを吸って、床についた。
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