2014年1月10日金曜日

88. プラハ

88. プラハ
起きたのは7時。何度も目を覚ましては、再び眠りに帰って行った。彼は、太っちょな女とセックスする夢を見た。大学の同級生で、彼のタイプではない。その女も彼のことをあまり好いていなかった。成り行きだった。
しかし、その女を感じさせることが出来ずに終わった。途中で止めてしまったのだ。乳を揉んで諦めた。
彼はセックスを放り投げ、リシュケシュのまちを散歩した。ガンジス川があまりにも明るいがために屋根のついた川沿いの通りが暗く見えた。
彼は何も期待せず歩いた。花とか何か小さな素敵なもの、ささやかな美しいものを拾うために歩いた。
11時まで夢の続きを見ていた。
二段ベッドの上段から、重い身体を着地させた。
ヒーティングコイルで湯を沸かし、コーヒーを淹れた。エアロプレス、ペーパーフィルター。湯は沸騰したてで、温めてないエアロプレスを使った。ダウンサイドダウンで④の上の部分まで湯を注ぎ、かき混ぜ、蓋を閉め、1分蒸らして蓋を開け、再びかき混ぜ、プレスした。
ミネラルのおかげか、トロッとしたシロップのような口当たりの美味しいコーヒーが飲めた。
彼はミュージアムへ向った。トラムとメトロ。
そこには、彼の興奮を掻き立てるようなものは殆ど揃えていなかった。
何故か一階は、通貨の話だった。チェコの通貨が出来るまでのアニメーションは、悪くはなかったが、ナショナルミュージアムに相応しくない気もした。観光客向けというよりむしろ、自国民向けといった感じだろう。
ミュージアムのカフェで携帯を充電しながら、ネットで何やらブラウズした。
雨が降ってきた。
カフェへ。メトロを使ってわざわざ行ったのに、休みだった。ストラーダ。
城へ。
城はやってなかった。代わりに、美術館へ。
帰宅途中、ビールと夕食。
否応無く運命付けられた生活

0 件のコメント:

コメントを投稿