2015年10月30日金曜日

仮の死

白いタイルだけを踏んで帰る。
それ以外を踏んだら死ぬのだ、奈落の底。

遊びは、死の定義からはじまるのではなかろうか。
死が仮ならば、生もまた仮だろう。

異空間で別の生を享受する感覚は、クセになる。

そこでは、時間の巻き戻しが可能なのだから。

こういう意味のない遊びをするのは人間くらいだろう。
堕ちたら死ぬなんて状況、そうそうあるものではない。

猫がじゃれるのと違うのだ。



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