2015年6月15日月曜日

女と女と男と男

昨日から仮病を使っていた。
女の家で寝ていた。

仕事に行くと嘘ついて、今度は別の女にあいにいく。雨は降りそうで降らなかった。

城みたいな建物で女と会う。
ろくに会話も交わさず、鍵をしめて、ベッドに寝かせる。3時間余り横になって、部屋を後にする。

一緒に食事でもと思ったが、腹は減っていない。
どこか遊びに行こうかとも思ったが、趣味が違いすぎる。
キンタマは空っぽで生産中止、歩くのもうんざり。
写真を撮るも、恥ずかしいと嫌がる。そしてこれがどうにも絵にならない。

どうしようもない。
次にあう約束もせずに、駅で別れた。


この女は20代後半で、都内で事務仕事をしている。旦那は休日も出勤で、スポーツの観戦を除いて特に何んにも無い。この関係が数年続いているという。

いつも眠そうな口をして、ふわふわと歩く。パッとしない細身の、そんな人間だ。

もう3回くらい会っている。

そもそも、出逢いすら褒められた出逢いではない。結構控えめに言っても。

・・・・

中野の中古カメラ屋に行く。
国分寺までコーヒーを飲みに行く。

国分寺の店でマスターは、
「コーヒーや飯、酒がうまいわけじゃないんだけど行くと落ち着いてつい深呼吸してしまう店。別に誰とも話すわけではないのに、長居してしまう店。俗に言うサードプレイス。
それはどういうお店なんだろう?
最近、東京行って店をまわっても高が知れている。
うまいはうまいけどそれだけで詰まらない。
満たしてくれる店が欲しいし、そうありたい。
そもそも何を満たしているんだろう?」
と語りを始めた。

「驚きが無ければ感動がない」
「スターバックスに見える公共性」
とか、こんなことが思い付いたが、やめた。

いま思えば、
本当の答えは「心とか魂とか、霊感とかそんなもの」なのかもしれない。

瞑想的な雰囲気を、忘れているのかもしれない。

・・・

新宿で、卓球をする。
役者志望の友。卓球は強かった。
黒い長袖のTシャツが汗で白くなった。

何枚か彼を撮ったが、絵になった。



家に帰る。




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